大会長挨拶

第4回日本DCD学会学術集会 大会長

 古荘純一(青山学院大学教育人間科学部)

テーマ

DCDとスポーツ

ご挨拶

2020年4月25日・26日、青山学院大学にて、第4回DCD学会東京大会を開催させていただくことになり準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期といたしました。東京オリンピック・パラリンピック大会も1年延期されましたが、あいにく感染の収束はまだ見通せない状況です。そのような中でも、細心の注意を行いながら2021年4月24日・25日にハイブリッド形式(会場とオンラインの併用)で開催することになりました。

本学会のテーマは、日常生活のなかでの理解と支援について考える場、オリンピック・パラリンピックの開催年ということから、「DCDとスポーツ」としました。スポーツ場面で苦手さを感じ、参加することに否定的な子どもや成人、そのなかには、いわゆる身体的「不器用さ」を主訴とするDCDが起因している場合があります。日本において、社会的な認知および適切な支援がはじまり浸透していくことは、普遍的なテーマであり、引き続き同じコンセプトで準備を進めております。

もう一つのコンセプトは、「医療と教育とのコラボレーション」です。実際に、DCDのある子どもが生活上困り、実際の支援が必要とされるのは学校教育場面です。そのため学校教育関係者にDCDの理解を促すことは必要です。さらに、診断や治療のスタートは医師であり、特に小児科医がもっとも関係しますが、DCDの概念も、医療の現場に浸透しているとはいえません。本学会を通して、DCDは発達障害の1タイプであるということを、医療、教育関係者に広く認識される端緒になればと考えています。

主なプログラムは、ワークショップとして、不器用さのある子どもへの指導の実際を、デモンストレーションしていただくことになりました。そのほか教育講演、シンポジウムのほか、一般公開シンポジウムでは、「広げようDCDの理解と支援の輪」というタイトルで、マスコミ、スポーツ、支援現場で活動されている方々にお話をいただき、意見交換を予定しています。

一般演題では、若手の研究者、臨床家に積極的に発表していただくように奨励賞を準備しました。また発表は、オンラインでの参加者とも意見交換ができるように、スタッフ一同で、試行・工夫をしております。

感染症対策のため、参加会場は人数を制限し、定員を超える場合はオンラインで参加していただくことになります。会場参加の方には、体調管理や検温をお願いするなどのご負担をおかけすることになり恐縮です。出入り口、座席の管理など多くの人が集中することを避け、懇親会も中止となるなど、情報交換、人との交流も制限されてしまいますが、長い目で、次回以降の大会に受け継がれていくことになると思います。

感染拡大状況によっては完全オンライン開催となるかもしれませんが、不器用さをかかえる人たちの支援に携わる人びとの勉学に勤しみつつも有意義で楽しいひと時となりますよう鋭意準備を行っております。大勢の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第4回日本DCD学会学術集会大会長
古荘純一(青山学院大学教育人間科学部 小児科医)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする